カンボジア旅行

11/6

 仕事が終わってすぐ、家に戻り自転車で出発。6時20分の電車に乗る。会津若松・郡山・上野で乗り換えて、11時成田の叔父の家に着く。ここまででひと疲れ。今回は飛行機に乗る前に前泊できるので、いつもよりは楽。

11/7

 成田空港まで送ってもらう。こういう寒い時に南の国に旅行すると問題なのは防寒着。今回は、やむを得ず手荷物預かりに頼む。1日300円で3300円。高い!何か他にいい方法はないのでしょうか?
 12時発AI307、エアーインディアでバンコクへ。一番安かったエアーインディアは47000円、金曜日出発だとビーマンバングラディシュが一番安いらしい。機内食はチキンカレーと"spicy vegitable"。この野菜が結構辛かった。私は辛いのが好きなので、もっと辛くても構わないが、辛いのは苦手な人は食べられないだろう。機内食でこの辛さは珍しい。さすが、エアーインディア。
 バンコクに着。荷物を預けていないので、パスポートチェックを受けてすぐに外に出られた。エアポートバスでカオサンストリート(世界中から外国人旅行者が集まる通り。500mずっと外国人向けの店が並ぶ。ゲストハウス・レストラン・屋台・旅行代理店・おみやげ屋などなど)へ。5年前に来た時よりさらにいっそう外国人が増え、騒がしくなっているような感じがする。温度差25度、暑く感じる。
1日目のゲストハウス。寝るだけだと思ったので100バーツ(1バーツ=3.3円程度)の安宿。荷物はこれで全部。身軽が一番。
1日目のゲストハウスの部屋、ぼろくて汚い
 夕食(グリーンカレー・シンハビア)を済ませ、旅行代理店へ。カンボジアへ飛行機が取れるか、プノンペン経由でないと無理か、陸路で行けるのか、と心配していたのだが、聞いてみると、シエムレアプ行きのバスツアーが出ているそうだ。いろいろ心配したが、あっけなく決まってしまった。日本で飛行機をとらなくてよかった。

11/8

 6時半、シエムレアプへ向けてバスで出発。と言っても、毎度のことながら、渋滞の中で客を乗せて回ってバンコクを出るまで1時間半。
バスの中から
タイの田んぼ
途中でバスのタイヤがバーストしてしまい、近くのガソリンスタンドで修理。
こんな感じの仏壇(?)がお店や屋敷の一角によくある

乗ってきた2階建てバス(修理中)

道沿いのお店



 国境近くでビザ申請(もっていない人のみ)のために一休み。休んでいると、国境をガイドするという兄ちゃんが寄ってきて、話をする。彼曰く、チケットを持っていないと、カンボジア側でトラックに乗れない。チケットはバンコクで乗るときに車掌みたいな人に渡してしまった。他の日本人2人(KさんとMさん)にも聞いて見るがみな同じ。なんで?ちゃんと払ったよ。こいつぼろうとしているんじゃないか、と疑ってしまう。おかしいんじゃないの?彼曰く、ただ教えてあげてるだけだよ。どおりで安かったわけだ、シエムレアプまで150バーツ、実は国境までだったのか?いろいろ考えるがとにかく行くしかない。
 陸路での国境越えは始めて。
国境を越えるとバスではなくトラックが待っていた。さて、これはバスがあるところまでのつなぎ?それとも、これで最後まで行くの?
 トラックを見て、別の日本人旅行者が怒り出す。バスツアーだと聞いていたのに詐欺だ、警察に行こう、と。彼は結局ガイドとともにタイ側に戻ってしまった。こんなところで怒ってもしょうがないのに〜、ここは日本じゃないんだよ〜、よくあること。
 室内が5人乗りになっていて荷台がその分狭いタイプのトラック。室内には運転手を入れて7人。荷台には荷物とともに11人。私は荷台の荷物の上に座っているが、人数が多くて身動きが取れない、しかも、身動きが取れない別の人が足の上に乗っている。
 トラックは走り出し、国境の町ポイペトを出る、止まる気配はない。どうもこのままずーっと行くようだ。これはきつい。それでも、始めはまだ余裕があった。荷物を7,8mの高さに満載したトラックを見た。人が荷物の上に乗って、引っかかりそうな電線を手で避けながら進んでいる。
 20分もすると足が痺れてくる。しかも、道路は穴だらけで凸凹、振り落とされないようにあおりにしっかりつかまる。
道路端で機械で脱穀している

一面の田んぼ。村が見えない。一体誰が耕作しているのだろうと思うほど。

道端で天日乾燥。タイでもよく見る風景。

やっと見えて来た町で休憩。物売りの子供が寄ってくる。

ガイドさん曰く、ここから4,5時間かかる。バンコクでは10時間で着くと聞いていたので、トラックは3時間ぐらいかと思っていたら、2時間走ってもまだ、5時間 (ーー;)
この体勢で5時間は辛い!しかも、だんだん日が傾いてきているから、暗くなっても走らなければならない。強盗や狙撃されたらどうするの??
日没後、道路が水没しているところに出くわす。はまったら抜けられないかもしれない。すると、暗闇からおじさんが一人現れて、水の浅いところを道案内をしてくれる、ご苦労なことだ、道路修理の係員かな?トラックが無事通り抜けると、そのおじさん、ドライバーにチップを要求。ここでアルバイトをしていたようだ。
 9時半、足の感覚もすっかりなくなり、お尻も痛くてたまらない中、強盗にも会わず、シエムレアプに無事到着。トラックはあるゲストハウスの前へ。周りは真っ暗。歩いてゲストハウスを探そうかと思うが、ゲストハウスの人に止めた方がいいよ、と言われてしまう。今日はここに泊まるしかなさそうだ。20人近く着いたのに、部屋が5部屋しかないからシェアしろと言われ、結局日本人3人で1部屋に泊まることになる。
 夕食はゲストハウスにくっついているレストランで。カエルの足を食べる。メコンデルタで食べたほどではないが、臭みもなく柔らかくておいしかった(注・・・カエルは決してゲテモノではありません、鳥と白身魚の間の味と食感。と思うのは私だけ?)。
 荷台に乗っていたため服が排気ガスで黒くなり、土で赤くなっている。手洗いでは落ちそうにないので、初めてランドリーサービスを使う。

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